東京都内で展開する家電量販店といえば、ビックカメラ、ヨドバシカメラが有名です。
そんな中に郊外型で全国を席巻しているヤマダ電機が殴り込みをかけて・・・なんて言うのが、最近の家電量販店業界の状況。
しかしちょっとまった。
昔から東京都内で有名な家電量販店といえば、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、そして「さくらや」だったじゃないですか。
さくらやさん、今ももちろん頑張っていますよ。
最近ですとタレントの柳原可奈子さんのCMでもおなじみです。
その「さくらや」。
どうやらビックカメラとヨドバシカメラに水を空けられ、業績不振に陥っていたようで。
投資会社のフェニックス・キャピタルが支援し、業績回復に努めていたようですが、劇的な解決にはいたらず、といったところのようです。
そして今回。
かねてより支援し、連結子会社としていたベスト電器がフェニックス・キャピタルから全株を取得し、100%子会社とするそうです。
全国を網羅するベスト電器の完全なる子会社として、業務改善に全力投球、といったところでしょうか。
みんなそれぞれ頑張っているんでしょうけれどね。
世知辛い時代です。
そういえばビックカメラ、ヨドバシカメラの両巨頭の台頭により、その昔「新宿カメラ戦争」になった「カメラのドイ」というのも無くなってしまいましたよね。
カメラのドイは2003年8月に民事再生法の申請をし、もう一度頑張っていたのですが、2006年3月に破産手続きに入ってしまったそうです。
ヤマダ電機とかヨドバシカメラのような「超巨大な家電量販店」は今後も戦争の中生き残っていくのでしょう。
反対に街の電気屋さんや街のカメラやさんのように、ご主人と奥様だけで運営なされているお店って言うのも、これはこれで生きていけると思うんですよね。
個人経営ではなく、店舗も何店舗か構えているけれど、全国チェーンではない。
そういうところが一番大変な思いをしている時代なのかも知れません。
いやはや、人ごとではありません。
こわいこわい。
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