読めない名前

インターネットのYahoo知恵袋というところで話題になっていた記事がありました。

それは生まれてきた娘の名前を「椰子」と書いて「ココナッツ」と呼ぶようにしたいのだが、皆さん同思いますか?、という質問でした。

Yahoo知恵袋というのは、自分が質問したことを、有志の皆さんが回答してくれる「教えてgoo」や「Okwave」みたいなものです。

で、この質問に対して1000件以上ものコメントが寄せられ、そのほとんどが「やめなさい」というものでした。

「そんな名前つけるの???」とふざけて馬鹿にしたような発言も多いようでしたが、ま、どちらにしてもウチのヨメが「ココナッツちゃんにする」と言い出したらワタシは反対します。


親が信じて心を込めて命名すれば、字画がいいとか悪いとか、そんな事はどうでもよく、その子はその名前で幸せに育つのだ、という話を聞いたことがあります。

確かに、そのとおりなのかもしれません。

しかしワタシはお客様商売をしている関係上、沢山の「読めない名前」を持った人に出会います。

そういう人たちは「お名前をお書きください」と言って書いていただくと、向こうから「○○○○と書いて△△△△」と読みます、という補足説明をしてくれます。

ああ、この人は名前を書くたびに読み方の説明をしているんだな、と思うと、ちょっと大変だなと思ってしまいます。


ワタシは自分の子供たち、3人の名前をつけるとき「読めて」「呼べて」「愛称になる」「今風だけど」「普通の」名前をつけようと心に決めていました。もちろん字画もすべて調べました。

そんなに信心深いほうでもないのですが、字画というのは信仰心ではなく統計学だ、という話を聞いたので、そういう考え方もあるのならそれも含めて考えるか、と思ったわけです。

おかげさまで3人とも割と今風の名前ですが、読めないといわれたこともないですし、友達からは愛称で呼ばれますし、大人になって名刺に印刷しても格好がつく名前だと思っています。

名前は親から子への最初のプレゼント、というじゃないですか。

この時ばかりはワタシも珍しく真面目に考えたのでした。

あ、ワタシが名前を決定するときの、最後のチェックは「パソコンで変換できるかな?」ということでした。

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