従来から沢山のお問い合わせがありましたが、ここにきて特に増えた相談事があります。
それは「データを助けて!」といったもの。
デジタルカメラの写真や、ワードやエクセルのデータなど、皆さんが作成したり保存してあるデータがパソコンの中に保存してあり、そのままどこにもバックアップせずにパソコンを壊してしまう。
そんな人が増えています。
会う人会う人に何度も何度も言っているのですが、なかなか「バックアップを徹底させる」のは難しいモノがありまして。
普段の生活の中でのバックアップとは「面倒である」以外の何物でもないわけです。
確かに、「じゃ、オマエは毎日バックアップを取っているのか」と言われると・・・ワタシ、正直毎日は取っていません。
でも、デジカメのデータなどは3カ所~4カ所に保管してあります。
パソコンや周辺機器はそんなに頻繁に壊れるモノではありませんが、毎日のように壊れている人とお話をしているワタシとしては、イマイチ「機械」が信頼出来ないのであります。
そんなことをワタシが言っては身も蓋もないのですが・・・ま、機械モノですから。
「絶対に壊れない」とは言い切れない、と言うことであります。
そういえばここ1週間ほどお預かりしているパソコンがあります。
ある企業様がメインで使用されていたデスクトップパソコンで、経理のデータから給与計算ソフト、ワードやエクセルのデータ、売買のデータ、メールなど、社内の重要なデータはすべてこのパソコンに保管してあり、しかもバックアップしていなかったのだという話し。
朝出社して電源を入れたら起動しなくなってしまった。
そんな話しでお預かりしたモノです。
分解して調べたところ、ハードディスクから異音が。
もうまるっきり認識もしていません。
「それでもなんとか!!」という声に応え、ここ1週間ほどずっと解析を続けていましたが、どうにもこうにもこりゃ無理だ、と言うことで、明日の朝「無理でした」というお断りの電話を入れようとしていた所でした。
ところが「最後に」挑戦した2時間ほどの解析作業で、重要なデータの解析とある程度のバックアップに成功。
我ながらこりゃ奇跡だと思っているのですが・・・。
こんな風に取れるのは本当の本当に「奇跡」。
とにもかくにも、バックアップは取っておくべきモノであります。
バックアップを取らずにパソコンが故障し、データの解析を業者に依頼した場合・・・
データは取れるかも知れませんが、お金もいっぱい取られますぞ。
スポンサーリンク