カラスの行水

うちの家族は温泉が大好きです。

カミさんはもちろん、３人の子ども達も、温泉に入るとなかなか風呂から出てきません。

なかなか全員で休みが合うことも少ないのですが、田舎は何かにつけて温泉があるモノでして、車で１０分も走れば「日帰り温泉」が何件もあるのです。

８０歳になった祖父や祖母を連れていったあげたり、両親と一緒に行ったりと。

結構温泉に行く機会は多いのです。

ほとんど日帰りですけどね。


カミさん、３人の子ども達、ワタシで温泉に行くと、カミさんは大喜び。

何故って？

うちの子ども達は３人とも男の子。

ワタシと３人は男風呂。

カミさんは誰にも邪魔されず、ひとりのんびりと女風呂です。

普段自宅では、帰りが遅いワタシに代わってカミさんがひとりで３人を風呂に入れてくれています。ですから大好きな温泉に行ったときくらい、ゆっくりひとりで入ってもらいたいとは思いますので、良いと言えば良いのですが・・・。

ワタシがこれまた、「カラスの行水」のです。

５分くらい入っていたら、もうすぐに「出たいなぁ」と思ってしまうんですね。

子ども達はゆっくり風呂で遊びたいみたいなので、なんとか我慢して長めに入っていようとは思うのですが・・・。

それでも必ずカミさんよりもワタシと子ども達の方が先に出ます。

もちろんカミさんが出てくるまでには、かなり待ちます。

子ども達は風呂上がりなのに、すぐに汗をかくほどあばれてしまいますが。

ワタシが「小さな石鹸がカタカタ鳴った」頃、ようやく出てきます。

ま、温泉はたまにですからね。

楽しんでいただければそれで良いんですけど。