ネットについての質問を良くいただきます。
「ネットの具合が悪いんですが」とか。
「ネットが切れちゃうんですが」とか。
古くからコンピュータ業界で生きるワタシとしては、どうもこの「ネット」という言い方がいまだになじめません。
おそらく皆さん、「インターネット」の事を言いたいのだと思うのですが、「インターネット」は「インターネット」と言ってもらえないと、ちょっと悩んでしまいます。
普通に「ネット」と言われると、「ネットワーク」の事じゃないかと思うんですね。
「ネットが繋がらないんですが」というと、隣のパソコンのデータが見られなくなったとか、プリンタに出力が出来なくなったとか。
そういうことが先行して思い浮かんでしまいます。
まぁ今の人達は「ネット」というと「インターネット」のことを指しているんでしょうけど、ワタシはプロとして、インターネットは「インターネット」とはっきり言うようにしています。
セミプロであればあるほど、専門用語を使ったり、略語を使ったりしがちなのですが、ワタシの小さなこだわりとして、本当のプロフェッショナルは難しいことを難しく見せず、わかりやすく相手に伝えることが出来るモノだと考えています。
例えば「インターネット接続のゲーム」のことを「ネットゲーム」と言う程度なら許せるのですが、「ネトゲー」と言われてしまうと一般の人には伝わりません。
パソコンが大好きな人の世界では、何となくそういう「一部の人達にだけ伝わる略語」というか、「隠語」というか。
そういう言葉を使える人が「プロっぽい」とみなされる風潮があります。
違うと思うんですよねぇ。
みんなにわかるように「さらっと」表現できることの方が、カッコ良いと思うんですが・・・
ま、さすがにワタシでも「Eメール」は「メール」と言いますし、「携帯電話」は「ケータイ」と表現しますけどね。
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