「パソコンが動かなくなった」と、身内からの連絡があり。
さっそく見に行ってみたところ・・・
ハードディスクから、異音がしています。
一瞬で、ハードディスクエラーと断定。
すぐに分解し、ハードディスクを取り出して、持って行ったノートパソコンにつないで解析。
内部からは、ガリン、ガリンという音。
これはもう・・・データの救出も危うい。
時間がかかりそうだったので、とりあえずハードディスクドライブを預かって、ウチで解析してみる事に。
家で。
内蔵型ハードディスクドライブ単体に電源ケーブルとSATAケーブルを接続し、デスクトップパソコンでマウント。
さぁ、読めるか!・・・と、思ったら。
なんと煙が!
そして異臭が!!!
・・・ハードディスクは、モーターすら回らなくなってしまいました。
どうしたものかと悩んだ挙げ句、自宅の「色んなもの入れ」に入っているパソコンのパーツを引っかき回し。
なんと、今回「燃えちゃった」ハードディスクと同メーカー、同時期に出荷されていたドライブを発見!
MAXTOR製。
「かなり近い」けど、「ちょっと違う」
勿論、型番は違う。
基盤に組み込まれているチップも違う。
しかし、コレはコレで動くはずだと、特殊な工具を利用して、色々と分解。
うちの「ジャンク基盤」と預かってきた「燃える基盤」を交換。
その他、細かいところを外したり、交換したり。
そして電源を入れると・・・
ぐいーん!
なんとモーターが回りました!
しめた!
急いでパソコンにつないで、データを探す。
モーターは回ったとはいえ、ハードディスク内部からは「カランカラン」の異音。
救出できるかどうかは、もう時間の問題。
普通に行なってもファイルのコピーも出来ない状態なので、ドライブの解析ソフトを使って調べてみた。
通常仕事で行うとお値段が上がる内容も、身内ですからね。自分のパソコンを自分で治しているようなものです。
大盤振る舞いで色んなものを総動員してのバックアップをしたところ・・・
概ね、ほとんどのデータは救出できました。
うーん。
我ながら「奇跡の生還」だと思います。
ちなみに、その後ハードディスクドライブは完全に絶え、もう一度バックアップする事は不可能になってしまいました。
間一髪、でしたね。
ワタシの日頃の行いが良かったのかな!?
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