昨日は「夜遅くまで開いている八百屋さん」の話だったんですが。
今日は「朝がはやい八百屋さん」の話。
最近「道の駅」や「まちの駅」を始めとする「農産物直売所」がやたらと増えてきたような気がします。
野菜を育てる農家の方が、自ら「出品者」となって共同販売所で売る、みたいなヤツです。
そういう施設が増えてお客さんで賑わっている反面、昔ながらの家族で経営している「ザ・八百屋」は少なくなってきているように、思えます。
ここからはワタシが聞いた話ではなく、本で読んだ話。
うろ覚えなので多少脚色が入ったら失敬、です。
八百屋の旦那さんがやたら早起きで、起きてから店を開けるまでにずいぶん時間がある、と。
その時間をぼーっと過ごすのはもったいないので、何か趣味でも持つかと考えるが・・・特にない。
はてさて、せっかく早起きなのに。
この「貴重な早朝」を何に使うべきか・・・
と、考え。
朝7時とか、6時とか。
あるいはもっと早い時間に外に出てみた。
すると、町の中は早い時間でも意外とサラリーマンなんかが行き来している。
おそらくこの話は東京だと思うので、ウチみたいな田舎と違って人が多いんでしょう。
早朝から会議とか。
日帰りで遠くに出張とか。
ま、人それぞれはやくから動き出す理由は色々あるのでしょう。
みんな大変だなぁ、と。
じゃ、八百屋の自分は早朝から何をしようか・・・と考えたとき。
あ、そうか。
店を開けよう。
と、思ったそうです。
とりあえず夜が明けたくらいから店を開けておくと、飛び込みでサラリーマンが沢山やってくるようになったそうです。
そんな朝っぱらから八百屋で買い物か?、と思ったんですけど。
トマト1個とか。
リンゴ1個とか。
早起きして何も食べずに家を樽人が、新鮮な野菜や果物をぱっと買って、食べて、あるいは食べながら会社へ向かう。
そんな人が沢山いるのだそうです。
ワタシのイメージとしては、アメ横でよく売っている「棒に差した果物を食べ歩き」みたいな感じ。
あれを朝からおこなった、と。
今でこそ24時間営業のコンビニでも多少の生鮮食料品が置かれるようになりましたが、コレはまだずいぶん昔の話です。
結果、この八百屋さんは売り上げが大きく伸びたのでした。
・・・っていうような、お話。
・・・だったと思います。
・・・多分。
・・・自信ないですが。
コレもある意味、隙間産業ってヤツなんでしょうか。
やっぱりショーバイってのは、他の人と違う事をしなきゃダメなんですねぇ。
・・・と。
当時思ったような気がします。
この話、何で読んだんだったかなぁ。
「読むクスリ」シリーズのどれかだったような気がするんですが・・・
読むクスリ
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