シャープ、サムスンと提携の真意は

シャープがサムスンと資本提携すると発表しました。

100億円程度の資本参加を受け入れるんですって。

テレビのニュースでも「日本の電機メーカーが韓国の電機メーカーと資本提携するのは、云々」と報道されていました。

今や世界の電機業界のトップランナーは、残念ながらSONYではなく、韓国のサムスンです。

ワタシは当然「ニッポン、ガンバレ」派なので、韓国のメーカーの資本を受け入れるというのは、ちょっと忸怩たる思いだったりします。

・・・じくじたる思い、ですね。

しかしまぁ、事実は事実ですから。

これをきっかけに母屋を取られないように、気をつけて頑張ってくれとしか言えません。


さて、ワタシがもしサムスンだとしたら、シャープとの提携をどう考えるか・・・

「液晶」の技術としてIGZOという液晶の量産に成功したシャープ。

ニュースを見ていると「IGZOという最先端の液晶を持ったシャープを、サムスンが欲した」という構図になっていましたが、確かIGZOって科学技術振興機構ってところが特許を持っているので、別にシャープのオリジナル製品ではないんですよね。

シャープはここからライセンス供与されいて、その技術力でいち早く今のIGZO液晶を商品化しているわけです。

でもサムスンも、IGZO技術はライセンス供与されています。

ですから別にシャープと資本提携しなくても、サムスン製IGZO液晶が出てくるのは時間の問題だったわけです。

ですから・・・

●アップルと仲が悪くなってしまったサムスンが、自社部品をシャープの名前でアップルに供給したい、とか。

●環境に関する機器を中国に売り込むので、プラズマクラスター技術で作った空気清浄機やエアコンなどの技術が欲しかった、とか。

●リコーやキヤノンに負けない技術力を誇る、ニッポンのお家芸「複合機」・・・つまり「コピー機」が欲しかった、とか。

そんなところを考えるかも知れません。

そう考えると、100億円なんて安いモノでしょう。


まぁ今から提携が覆るという事はないのでしょうから・・・

せめて「シャープがシャープであり続けて下さい」と。

ココロからいいたい。

「技術は大切にね」と。

そんな心境です。

ガンバレ!、シャープ!

次にパソコンを買うとしたら、シャープ製を買うぞ!!

あ、シャープのパソコンって、もう無いんだっけ・・・。

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