昨日、オリンパスがコンパクトデジカメ市場から撤退するというニュースを聞いて、古いデジカメの時代を思い出していました。
そんな中、そう言えばあったなぁと、一番感慨深く思えたのが「フラッシュパス」です。
いやあ、もう今の人は知らないでしょう、フラッシュパス。
今風に言うと、メモリカードリーダーって感じですね。
今でしたら、デジカメで使うSDメモリなんかをパソコンのリーダーに入れるか、USB接続したカードリーダーに入れるかっていうのが丁番ですが、あの頃の主流は「SDメモリ」ではなく「スマートメディア」です。
そしてその「スマートメディア」をどんなパソコンでも簡単に読み込みができるよう開発されたのが、「フラッシュパス」だったんですね。
何せまだUSB規格も普及していない時代です。
記憶メディアの主流は「フロッピーディスク」だった時代。
フロッピーディスクドライブが2ドライブ積んでいたパソコンも・・・まだあったような気がします。
で、このフラッシュパス。
一見するとフロッピーディスクです。
そのフロッピーっぽい形の脇から、スマートメディアを挿入します。
イメージとしては、今のmicroSDをSDメモリにするためにスロットに入れるような感じです。
それを「フロッピーとして」パソコンのフロッピーディスクドライブに入れると、スマートメディアの中身がフロッピーとして読み込めるという、画期的な商品でした。
もちろん、すぐ買いました。
とても重宝しましたよ。
しかもこのフロッピーディスクと外観がほぼ同じ、フラッシュパス。
薄い薄いボタン電池が入っていたんです。
これがすぐに切れてしまい、何度も交換した覚えがあります。
いやはや、あの頃は。
不便な事が便利だと感じる、ある意味良い時代だったのかも知れません。
なんだか人類は、もうこれ以上進化しなくても良いような気がします。
「こんなもの」が、人類の到達点である、と。
・・・ま、そう思っちゃ成長は無いんでしょうけどね。
さ、明日も頑張ろうっと。
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