毎日のように「データを助けて!」という、破損したデータの復元を依頼されます。
最近なんて、外付けハードディスクドライブを持ち歩いていたら落としてしまったという方が来ました。
調べてみると、内容はひどい破損状態。
色々と測定したところ、データの復旧には2000時間近くかかる事がわかりました。
2000時間って・・・
24で割ると、83.3くらい。
24時間続けて解析し続けて、83日以上かかるという計算になります。
そんなに出来るか!・・・というわけで、必要なデータだけお聞きし、再解析・・・
なんとか必要なデータは、2日ですべて取り出しました。
もちろん感謝していただいたので、こちらもありがたいのですが・・・
まぁ「取れないモノをとる」のは、とても大変なのであります。
それだけに。
ワタシ自身もバックアップをきちんとするように、心がけています。
職場のパソコンは、ドキュメントやピクチャは勿論、メールの履歴からブックマークまで、1時間に1回バックアップしています。
差分のミラーリングですから、3分くらいです。
それも背後で自動的に行われますので、ワタシ自身はパソコンを使い続けている間に、いつバックアップされたのが気がつかず終わっているというパターンです。
そのくらい「知らぬ間にバックアップされています」という仕組みじゃないと、みんな取らないんですよね。
今、自宅のパソコンもバックアップのシステムを組んでみているのですが、これも中々良い感じになりました。
この方式で、
「アナタのパソコン、いつの間にかバックアップしますシステム」をセットで販売しようかな、と。
壊れたドライブからデータを復元するよりも、そもそも自動的にバックアップを動かしておいた方が現実的ですもんね。
もちろんクラウドも活用していますが、まだまだローカルなドライブが幅をきかせているのが世の中の現実。
そんなもんです。
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