子供達が通う小学校や中学校には、読書の時間があります。
朝、1時間目の授業が始まる前に、10分とか、15分くらいの時間を取って、全校生徒が一斉に読書をするというモノです。
ちなみにこのシステム、毎日本を読むという習慣を付ける意味でも、ワタシは賛成です。
まぁそんな話を聞いて。
ああ、ワタシが中学生くらいの時にも、そういう時間があったような気がするなぁ、と。
何となく思い出しました。
ワタシは図書室や図書館が大好きだったので、学校に行けば毎日図書室に行きました。
放課後は部活動があったので、専ら本を借りるのは昼休み。
児童文学からSFまで、ジャンルにかかわらず片っ端から読んでいた記憶があります。
そうそう、伝記物もよく読みました。
キューリー婦人からコロンブスまで。
変わったところではYAMAHAの創業者山葉寅楠や、その弟子で後に河合楽器を創設する河合小市の話など。
思い出してみると、伝記物はかなり読みましたね。
今、ワタシはテレビ番組でも本でも、ドラマ的なモノよりもノンフィクションものが好きなのですが、当時からその素養はあったのかも知れません。
中学1年の息子に「読書の時間に読む本が欲しい」と言われ、ワタシが昔読んでいた「十五少年漂流記」を渡しました。
昔の文庫本ですから、字が細かいんです。
内容もコレまた昔の翻訳ですから、今とは若干表現方法が違ったりしています。
ちょっと難しかったかな?、と思いつつ渡したのですが、ちゃんと最後まで読み切ったそうです。
しかも「面白かった」と言っていました。
学校の成績は思いっきり悪い息子ですが、ちゃんとした「文学作品が読める」事と、「本は面白い」と言えるんだから、ま、心配ないかなぁ、と。
楽天的に考えるワタシなのでありました。