ほっともっとずっと

お弁当を持って行かなかったので、昼休みにお弁当を買いに行くことにしました。

いわゆる「ほか弁」です。

昼時は混雑している事を覚悟の上で、ちょっと待ってもコンビニより作りたての弁当の方が良いなぁという思いで、店に行ってみたわけです。

車で弁当屋さんの駐車場に入ると、お客さんは誰もいませんでした。

時計を見ると、12時30分。

普段この時間なら、3人や4人、出来るのを待っている時間帯です。

良かった、コレなら待たずに済みそうだ・・・と。

嬉々として店内に入るワタシ。

店員さんは何人もいますが、全員、中で弁当を作っています。

きっと電話で予約を受けているのでしょう。

そんな中でゆっくりとメニューを物色するワタシ・・・

30秒ほどメニューを眺め、ワタシは奥の店員さんに向かって「スミマセン、注文お願いします!」と、一言。

すると奥で弁当を作っていた店員さんのひとりが、顔だけこちらを振り向いて、

「ああ、すみません、予約があるので、その後になっちゃうんです・・・」と。

「何分待ちですか?」とワタシ。

「1時間・・・以上」と、店員さん。

い、いちじかんいじょう・・・

「・・・昼休み終わっちゃうんで、帰ります」と言い残し、とぼとぼ店を出ることに。

車に乗りエンジンをかけると、数人のお客さんが店の中に入っていきました。

そして、すぐに出てくる。

みんな「昼休み終わっちゃう組」でしょう。

確かに予約順ですし、注文が来た順に切々と作っているだけなんでしょうけど・・・

1時間待ちなら、外に貼り紙でもして「ただいま1時間待ち」とでも書いていただけたら、嬉しいなぁ、と。

それは贅沢な悩みなのかも知れませんが。

結局、ほか弁やさんのすぐ近くにあるコンビニへ行きました。

滅多にコンビニで弁当なんて買わないんですけど、メニューはみんな美味しそうだなぁと、物色していると・・・

さっきほか弁から出てきた人たちも、コンビニに入って来ました。

みんな考えることは同じなんですね。

以上、ニッポンのサラリーマンの縮図、でした。



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