基本的に、昔から「放射線、放射能は恐ろしいもの」という印象がありました。
福島第一原発の事故が起きた数日後、近隣から避難した人たちが避難所に着いた時、ひとりひとり放射線を測定するというシーンを、テレビで見ていました。
福島なんて頻繁に行っていましたので、こりゃとんでもない事になったなと、背筋が寒くなる思いをしたモノです。
中でも一番ビックリしたのが、ニュースの中で「数人は除染する必要があります」と言われていたことです。
テレビの画面には、感じでふた文字、「除染」と表示されていました。
ワタシ、除染などという言葉、生まれて初めて聞きました。
放射線は怖いという知識があったわけですから、この「除染」のふた文字というのは、とても恐ろしい響きに聞こえたのです。
しかし、このときの除染とは、シャワーをたっぷり浴びて、しっかり隅々まで洗う、というもの。
花粉症の花粉のように、放射性物質を洗い落とせ、ということのようでした。
その後、学校や道路や公園や自宅など、放射線を測定して強い反応が出た場合には、除染を行うということに、なって行きました。。
この「家や庭の除染」というのは、ワタシのイメージでは、とにかく高圧洗浄機のようなモノで、しっかり洗い流す、というモノです。
え?、とにかく、洗い流せば良いのか?、と。
なんだか、この対策方法には目から鱗でした。
で・・・。
ワタシは考えた。
・除染はなかなか手が回らない。
・とにかくすべてを洗い流すなんて、無理だ。
・そもそも洗った「水」には放射性物質が含まれているが、その水の処理は??、など。
多くの疑問があるのですが、中でも1番気になるのが、
「バケツをひっくり返したような」猛烈な雨や台風が吹き荒んだ今年ですから、すべてではないにしろこの豪雨で、屋根や庭の放射性物質は洗い流されたんじゃないでしょうか?
つまり、みんな川に流れ、海へ流れちゃったんじゃ・・・ないのかな、と。
素人ながら、そんな風に思えました。
街中をいっせいに洗い流すには・・・雨を利用するってのは、一計あるんじゃないかな。