趣味と仕事

「仕事が趣味」だという人がいます。

「趣味が仕事だ」という人がいます。

これ、似ているようで、全然違うような気がしませんか?

ワタシはパソコン屋さんですので、朝から晩までコンピュータの事を気にかけていますし、当然「好き」でもあります。

よく「好きこそものの上手なれ」という言い方をしますが、ワタシにとってのパソコンはまさにコレで、好きが講じて詳しくもなり、更に探求していこうという意欲も湧くというモノです。

ですから「趣味は?」と聞かれたら、「パソコンですね」と答えるのは、まぁ概ねウソではありません。

そういう意味では、ワタシにとってパソコン屋さんというのは、「趣味が仕事」なのではないかと思います。

ところが、ですね。

お客さんとそういう話になると、「趣味が仕事って、良いですねぇ」といわれます。

「いやあ、ははははは」と笑って話を終わりにしてしまいますが、正直に言うと「とんでもない」です。

趣味と仕事が同じ、あるいは近いモノであるというのは、とても大変なことだと思うんです。

例えば「釣りが好き」「カラオケが好き」「読書が好き」「ギターが好き」「絵を描くことが好き」などなど。

世の中には「趣味の世界」といわれるモノがごまんとありますよね。

コレを読んでくださっているアナタ。

趣味はナンですか?

「釣りが好き」ですか?

じゃ、その好きな釣りで生計が立てられるか?

読書で食べていく為にはどうしたら良いか?

カラオケで食べて行くには?

絵を描いて家族を養うには?

そう考えると、単に「好きだから」という理由で本業には出来ないと思うんです。

推理小説が好きだから本屋さんになったとしても、推理小説以外のあらゆるジャンルについて精通しなければ、プロにはなれません。

どんな世界でも、一流になる為には修行が必要です。

そういう意味では、趣味を仕事にするというのは好きだったモノがキライになってしまうかも知れません。

たから。

それよりもワタシは、仕事として行っていたことが「楽しい」と感じ、それが「趣味だ」と言えるような。

「仕事が趣味だ」という人は、幸せだなと感じます。

皆さんはどちらでしょう?

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