いわゆる「脱法ドラッグ」とか「脱法ハーブ」と呼ばれていたモノが、「危険ドラッグ」といういい方に変わるそうです。
なんと全国から2万通の応募がアリ、その中から選ばれた呼称なんですって。
正直言って、「え?、2万通も来たのに選んだのがこれ???」と思ってしまったのですが。
「危険だという事を、できるだけ、できるだけ、できるだけわかりやすく伝えたい」と思ったであろう事は想像に難くないのですが・・・これって、失敗だと思うなぁ。
「オレオレ詐欺」を「振り込め詐欺」と言い換えた事を思い出しました。
「振り込め詐欺」なんて呼んじゃうから、最近は「振り込んで」じゃなくて、直接手渡しとか、ウェブマネーを送信するとか、そういった「振り込め以外のキャッシュ受け渡し」が増えちゃってる訳です。
オレオレ詐欺で良かったのにね。
で、この「危険ドラッグ」ですが。
ワタシは「ちょっと違うぞ」と思うんですよね。
そもそも「危険ドラッグ」って何か?、と言えば、法律にはかからないけど、とても危険な「ギリギリセーフ麻薬」って事ですよね。
「麻薬」って・・・「ドラッグ」ですね。
と言う事は、「ドラック」はアウト。でも「危険ドラッグ」はセーフ・・・ってこと?
逆だろう、これ!!
・・・と、思った訳です。
準ドラッグとか、セミドラッグとか、サブドラッグとか、そういう「ドラッグ未満だけど、負けないくらい危険だ」という表現を探せば良かったのに。
「危険ドラッグ」が「セーフ」なら、本物のドラッグ・・・すなわち麻薬の方が、なんとなく軽く聞こえてしまいます。
いやはや、脱法ドラッグ・・・ならぬ、危険ドラッグの流通量が減る代わりに、いわゆる本物の「麻薬」が増えちゃいました・・・という結論にだけは、ならないで欲しいものです。
ちなみにワタシのアイディアは、「脱法ドラッグ」は、単純に「ドラッグ」で良いと思います。日本語で「麻薬」でも可。
麻薬も脱法ハーブも、線引きしない。
一律で「ダメなモノはダメ」って事で。