在京の民放ラジオ局、ニッポン放送、文化放送、TBSラジオの3局が、FMでも放送を開始します。
AMラジオだった3局がFMになるのではなく、AMの放送はそのままで、まったく同じ内容が同時にFMでも放送される、というものです。
AMラジオの中波は遠くまで飛ぶ代わりに壁などの遮蔽物に弱わい。
東京は日に日にビルが出来、地下に潜りと、電波が届きにくい環境になってきました。
そこでFMの空き帯域を利用し、AMが入らない難聴地域を「補完」しようと。
いうわけですね。
どうしてそこまでしてラジオの電波を行き渡らせなければならないのかというと、そこはそれ、災害の対策という問題があるからです。
災害が発生したときには、ケータイ電話やテレビよりも、やっぱり「ラジオ」です。
単三や単四の電池1本で長時間利用できるラジオっていうのは、最強の災害時情報源なのです。
そんな3局の「FM補完放送」を、ワイドFMと。
呼んでいるそうです。
ラジオ業界の新たに一歩。
新しい時代の幕開けです。