富士通が分社化したパソコン部門会社が、レノボと統合する方向で交渉しているとの事。
ものすごーく、驚きました。
ビックリの3乗くらいです。
なにがそんなにビックリしたのかというと、別に「富士通だから」とか「パソコンだから」ではありません。
交渉の相手が「レノボ」であるという事です。
富士通のパソコンと言えば、国内メーカーとしてNECと双璧をなす企業です。
東芝なども頑張っていますが、東芝はその多くをノートパソコンとしているのに対し、富士通やNECはノート、デスクトップ、サーバーまで、広く展開しています。
レノボの日本法人、レノボジャパンは、NECのパソコン部門と合弁会社「レノボNECホールディングス」を立ち上げ、その下にレノボPC、NECパソコンの両社がぶら下がっています。
つまり、NECのパソコンはレノボグループの一翼なんですよね。
ですから市場シェアを数える時も、レノボ+NECが1位で、富士通が2位で・・・という数え方をします。
NECのデスクトップなんて、開けてみるとマザーボードにlenovoの刻印があったりします。
日本国内ではレノボとして売り出すより、NECブランドを使った方が良いという判断なのでしょう。
そんなレノボが。
NECパソコンを傘下に持つレノボが、富士通と交渉。
これは・・・スゴイ事ですよ。
韓国のヒュンダイがトヨタを買収して、日産とも交渉しています・・・なんて有り得ない事ですが、そんな事が現実に起こっているパソコン業界です。
世知辛いなあ。