北風と太陽

先日車で走っていたら、フロントガラスにハエが止まっていることに気がつきました。

生きているハエです。

微動だにしませんが、生きています。

車は普通に走っています。

大通りで車通りも少なかったので、ちょっとスピードをあげました。

それでもハエは止まったままです。

なんとなくハエが止まったままなのも気になるので、振り落としたくてさらにスピードを上げました。

かなり速かったと思うのですが・・・法定速度の範囲で、ということにしますが。

ハエは、落ちませんでした。

ガラスにたかっているだけなのに。

死んで硬直しているわけでもないのに・・・

なんとか振り落としたかったのですが、なんとしても、落ちませんでした。

前方の信号が、赤になりました。

ワタシの負けです。

減速し、信号で停車しました。

すると、車が完全に停車するのを確認したように。

ハエは飛び立っていきました。

ああ、これが北風と太陽か・・・

きたかぜとたいよう―イソップ童話
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