その昔、良寛和尚が読んだと言われる辞世の句に、
「散るさくら、残るさくらも、散るさくら」
というものがあります。
辞世の句と言われていますから、人生に終わりを告げる時の言葉、なのでしょうけど・・・
まぁ、うまいというか、良いことを言うな、と。
偉い人も、そうで無い人も、長生きでも、幸せでも、ハッピーでも・・・そうで無い人も。
最後は必ず、全員「終わる」のだ、と。
そういう事ですよね。
この短い文章の中に「さくら」という言葉を3回も使って、シンプルに表現しているのには、ビックリです。
辞世の句というのも頷けます。
ま、ビンボーで大変なワタシですが。
今散っても、後で散っても、最後はみんな平等に「散る」のだと思えば、腹も立たないのであります。
・・・ま、どうせ全員最後は「散る」なら、それまでは少しでも幸せでありたい、と思ってしまうんですけどね、結局。