料理にしても、何か作品を作るにしても、力一杯頑張る事を「腕によりをかける」と言ったりします。
ワタシも仕事でしっかりとした作業を約束する際に、腕によりをかけて作業します、などと言ったりします。
まあ、腕を振るうっていう意味なんでしょうけど、この「よりをかける」という言葉。
その中でも「より」ってのは、何だ??、と。
そんな事が気になってしまったので、ちょっと調べてみました。
よりをかけるの「より」とは、「縒る」事だそうです。
広辞苑によると、「縒る」とは「まじえてねじり合わせる。組んで巻きつかせる」とありました。
ん?、わかったような、わからないような。
新明解国語辞典でも調べてみました。
こちらには「繊維など、細長いものを丈夫にするために、逆方向に回すような力を両端から繰返し繰返し加える」とありました。
ははあ、なるほど。
つまり「腕によりをかける」とは、通常に行うよりも強固に、がっちり作業するぞ、という事ですか。
「より」をかける「より」とは、縄を縒るの「縒り」なんですね。
勉強になりました。