似て非なるもの3種類。
粋か、乙か、野暮か。
それぞれ何が違うのか、広辞苑を引いてみた。
「粋」は「意気」から転じた語で、気持や身なりのさっぱりとあかぬけていて、色気をもっていること・・・と、あります。
粋なはからい、なんて言いますよね。
カッコいいイメージでなのが、粋、でしょうか。
「乙」はもちろん、甲、乙、丙、丁の、乙です。
十干ですね。
でも一般的な言い方としては、しゃれて気がきいていること、味なことっていう事でしょうか。
細かくいうと色々あるようですが、おおむねそんな感じです。
粋はその人自身を表し、乙はその人の相手に対する行動というか、思いについて表している・・・のかな。
「野暮」は粋の反対です。
世情に通ぜず人情の機微をわきまえない。洗練されていないこと。風雅な心のない・・・などとあります。
粋の反対ですから、やっぱり相手に対する思いを表しているのかも知れません。
うーむ、日本語って難しい。
外国から来た人がニッポンの「粋なもの」を探す、なんていうテレビ番組を見たことがありますが・・・正確に意味を伝えるのは、難しいんじゃないかなあ・・・