昔は転んでけがをした時に、赤チンでも付けときゃ治るよ!、と言われたような気がします。
その実、擦り傷に塗って赤く丸い跡になっている子供を沢山見たような気がするのですが・・・最近はとんと見かけないですね。
最近赤チンは無くなったしまったのでしょうか。
いや、そもそも「赤チン」て、なんなんですか??
・・・と言うことで、赤チンについて調べてみた。
毎度おなじみ「広辞苑」を引いてみると、「赤チン」とは「マーキュロクロムの俗称」とあります。
さらに、「赤いヨードチンキの意であるが、化学的組成は全く別」とも。
え?、つまり赤チンっていうのは「マーキュロクロム」というもののことなのだが、見た目が赤いヨードチンキみたいだから「赤チン」と呼ばれてしまっていた・・・と言うことですか。
ほほう・・・
で、「マーキュロクロム」ってのは何だ??
今度は「ウィキペディア」で調べた。
「マーキュロクロム液」とは「メルブロミン」の商品名、だそう。
・・・また新しい名前が出てきた。
メルブロミンとは「皮膚・キズの殺菌・消毒に用いられる局所殺菌剤である」とあり、「「有機水銀二ナトリウム塩化合物であり、フルオレセイン骨格を有する」とあります。
つまり、キズの殺菌・消毒に用いられる殺菌剤、メルブロミンを商品化した「マーキュロクロム液」が赤いヨードチンキに似ているから、「赤チン」と。
へえ・・・
ややこしい!!
けど語源がわかったので嬉しい!