王子とはいっても、プリンスの話ではありません。
「王子」って、日本語で書くと「おうじ」なんですよね。
言葉に発すると「おおじ」と言ってしまいがちなので、つい「おおじ」と入力してしまうのですが、もちろん「おおじ」から「王子」には変換されません。
「通り」も「とおり」で、「とうり」ではありません。
ワープロのも時変換機能の中には、そこに気を利かせて「とうり」でも「通り」と変換してくれるシステムもあったような気もするのですが、それこそ「大きなお世話」です。
間違って覚えちゃいますから。
人間は学習する生き物ですから、間違いであると指摘されると「しまった!」と感じ、「次は間違えないようにしよう」と気をつけるものです。
ですから、「とうり」から「通り」に変換してはいけない、と。
そう思います。
「とうり」と打つと「とおりの間違いでしょ」と表示してから「通り」に変換してくれるものもありましたが、これもイカンです。
間違っているのかも知れないけど、「とうり」って入力すれば書けちゃう、といると、ずっと「とうり」と打ち続けちゃうと思います。
今や時代は音声入力です。
ますます「とうり」や「おおじさま」がまかり通る時代になってしまったかも知れません。
ワタシは反対ですが「ら抜き言葉」が普通に使われている今日この頃ですから。
「とうり」も「おおじ」も、普通になる時代が来るのかも知れません。