ワタシは仕事柄小学校や中学校に行くことも多いのですが、学校というところは民間企業よりもはるかに「紙」を消費するところだなぁと思います。
今や世の中どんどんペーパーレスですからね。
しかし、学校で児童や生徒に配るものは、やっぱり「配信」ではなく「紙」なのです。
昔は「わら半紙」なんていう言い方をしていたと思うのですが、最近は「模造紙」ですよね。
はて、しかし何故「模造紙」という言い方をするのでしょうか。
何が模造なのか・・・
調べてみました。
ウィキペディアによると、
「模造紙とは、製図や掲示物の作成、小学校での自由研究の発表などに用いられる、大判の洋紙」とあります。
うん、その通りなのですが、それでは「模造紙」という名前である意味がわかりませんね。
あ、その下に、
「名称の由来は Simili Japanese vellum と思われる」とありますね。
日本語に訳すと「擬似和上質皮紙」ですね。
ウィキペディアに書いてあった解説を、ちょっと長居ですけど引用しますね。
「1878年、明治政府は「局紙」をパリ万国博覧会に出品し、高い評価をうけた。オーストリアの製紙会社が、これに似せて三椏ではなく亜硫酸パルプを原料として Simili Japanese vellum と呼ばれる紙を製造し日本にも輸出した。その後1913年に九州製紙が光沢を施すなどして改良を加え大量生産し一般化した。製法や印刷適性の向上もあり、すでに何かの真似ではないにもかかわらず名前は以前のまま「模造」紙と呼称している」
ははあ、なるほど。
最初は文字通り「模造」紙だったんですね。
それが技術革新か何かで「模造」ではないものが作れるようになった・・・が、一般的な名称は、そのまま「模造紙」で定着してしまった、という事ですか。
なるほどね。
コレは知りませんでした。