よく蕎麦屋さんの看板に「名代」って書いてあるんですよね。
これって何なのかなあと常々思っていたのですが、ちょっと機会があったので調べてみました。
まず読み方なのですが、「たしろ」「なだい」「みょうだい」など、色々あるようです。
広辞苑によると、「なしろ」は「大化前代の皇室の私有民」で、「なだい」は「名高いこと」、「みょうだい」は「人の代りに立つこと。代理。」と。
実際にはそれぞれモット詳しく書いてあるのですが、ご興味のある方は広辞苑なりをご参照いただくとして・・・
これらの意味から考えられるのは、蕎麦屋の名代は「なだい」でしょうね。
ここいらへんでは名高い蕎麦屋だよ。
ちょいと名の知れた蕎麦屋だよ。
ここがあの有名な蕎麦屋だよ。
そんな感じでしょうか。
「名店」って書いてあったり、「老舗」って書いてあったり、「創業何年」って書いてあるのも、意味合いとしては近い物があるのかも知れません。
都心の商店街だと、店頭に取材に来た人のサインが飾ってあったりするのも、それに近い物なのかな。
何はともあれ。
蕎麦屋の名代はずっと「みょうだい」と読む物だと思っていたので、「名代」だと知れただけでも調べた甲斐がありました。