トイレのないマンションとは、いわゆる核のゴミ、のことです。
原子力発電所で発電のための燃料で使用した核燃料を、どうするかの問題。
再処理施設がどこまで動いてくれるか・・・という事もありますが、結局の所、何をしても核のゴミは残るわけです。
そんなものは、原子力発電所を作るという段階からわかっていたことなので、今更ゴミをどうするかと言われても、最初に原子力発電所を作った人に聞いてくれ、なのですが・・・
とりあえずもう、埋めるしかないわけです。
このゴミは、人間が接すると数十秒で死に至るようなものですから、徹底的に固めて、深いところに埋める。それしかない。でも、ウチの近所に埋められたら困る。みんなそう思ってる。
核のゴミが安全になるまでに、約10万年かかるらしい。
その間には「無毒化する方法」が考案されるとは思いますが、怖いのは1万年後くらいに、今の人類がいるかどうかもわからない時代に、誰かが「なんだこれ?」と掘り出してしまうこと。
きっとそうなってしまうような気がする・・・