親友のキミへ

キミが突然亡くなってから、あっという間に数ヶ月たったよ。

家族が「携帯はもう解約した」と言っていたけど、年末だし、携帯のメールでやりとりしていたアドレスにメールしてみたよ。もしかしたら携帯電話は解約しても、アカウントは生きているのかもって。

でも、残念ながらメールがキャリアメールだったからか、宛先不明で戻ってきちゃった。

もしこのアカウントが生きていたとしても、もう誰もログインしないだろうし、せっかく書いたメールを見てくれる人もいないんだけどね。

先日さ、仕事に持って行っている筆箱を開けたら、釘が1本入っていた。

これ、最後に会った時に、もらったヤツだ。

ネットワーク機器を壁に取り付けるのに、ネジがうまく入っていかないんだけど、どうしたら良いかな?って相談したときの。

「穴を開けるのは手間だし道具もいるので、釘を1本ペンケースに入れておいて、穴を開けたいところでドライバの後ろでカンカンと軽く打ち込んで、スポッて抜けば良いよ。ネジの先が穴に入れば、後はねじ込まれていくから」って。

なるほどね、と感心したんだよね。

たかが釘1本だと言われればそれまでだけど。

これが遺品になってしまったな。

これからもこの釘は仕事用の筆箱に入れておこう。

何か困った事があったら、またこれを見て、工夫することを考えるよ。

今まで色々相談に乗ってくれて、ありがとう。

またいつか、どこかで会えたらお礼言わなきゃな。

じゃ、また。

来年もよろしくな。

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