「身の上話」っていう言い方があるじゃないですか。
自分の身上について打ち明ける話ですね。
この「身上」、「身上」と書いて「みのうえ」と読むのかと思ったら、「みのうえ」は「身の上」って書くんですね。
「身上」は「しんしょう」だそうです。
福島県会津地方の民謡で「会津磐梯山」っていうのがあります。
小原庄助さんが朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、それで身上を潰した、っていうアレです。
あの場合の「身上潰した」は、確かに「しんしょうつぶした」と歌われています。
そうか、身の上を「身上」と書いてしまうと、「しんしょう」になってしまうのか・・・と。
送り仮名のことを考えれば当然なのかも知れませんが、今更ながらそう気がついたのでした。