Windowsのパソコンを使っていると、デスクトップ、つまり最初の画面上に「ごみ箱」っていうのがあります。
この「ごみ箱」は、必要ないファイルを消去するときにここに捨てる、という使い方をするわけです。
ワタシの中の常識では、必要ないデータはポンポンごみ箱に捨てて、すぐに右クリックして「ごみ箱を空にする」する、と捉えていました。
単にごみ箱の中に捨てる、というのは、ファイルを消去したわけではなく、消去する予定にエントリーした、ということになるわけです。
実際に捨てたいファイルをちゃんと削除するには、ごみ箱に捨てた後に、ごみ箱を空にしなければならない訳です。
え?、そんなことていねいに語らなくても当たり前だろうって?
ええ、まぁ当たり前といえば当たり前なんですけど、実はこのごみ箱の使い方を、少し勘違いしている人が結構いるんですよ。
まず勘違いその1『かってに消えるんでしょ?派』
お客様のパソコンをあずかってみると、ごみ箱のなかに大量のデータが入っている人がいます。こういう人はごみ箱を空にする、という動作をご存じない場合が多いのです。ごみ箱に捨てる、イコール、ファイルは消去され、その分容量が空く、と。
たしかに、ハードディスクがほとんど満タンの場合には、ごみ箱の中身が勝手に空っぽになる場合、という事もあります。
ただ、通常はごみ箱の中にデータがどんどん溜まっていくだけです。
ごみ箱に捨てた物は、空にしない限りまた取り出せてしまうわけですので、ハードディスクが空くわけでもありません。
そして勘違いその2『え?、消えちゃうの?派』
その1とはまったく逆に、ごみ箱の中というのはマイドキュメントなどと同様に、データが勝手に消えるなんていうことはまるっきりあり得ない、と信じている方。
「このデータ必要かどうかわからないから・・・とりあえずごみ箱にでも入れておくか」という、とてもとっても恐ろしいことが意外と行われているのです。
そこのあなた、ごみ箱に捨てる物は「本当に必要ないものだけ」にしてください。
そしていつも無意識に、日常的にごみ箱を右クリックして、空にしてしまっているワタシのようなあなた、他人のパソコンのごみ箱が気になっても、決して勝手に空にはしないでください。
恐ろしいことになるかもしれません・・・。
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