むかし買った音楽のCDを整理していたら、村下孝蔵さんの「同窓会」という曲が出てきました。
村下孝蔵さんといえば、1983年に発表した「初恋」という曲がとにかく有名ですよね。
「好きだよと言えずに初恋は、ふりこ細工の心・・・」と歌うアレです。
当時もとても人気があった曲ですね。
うろ覚えですが、ラジオかなにかで『いつまで経っても「村下孝蔵って初恋の人だよね?」と、あの曲のイメージがあまりにもつよいことに、ご本人はとまどいを覚えていた』という話を聞いたことがあります。
ワタシ、昔から村下孝蔵さんの曲が好きで、結構アルバムなんかも買っていたりしました。
初恋は確かに大ヒット曲ですし、印象に残る良い曲だと思いますが、村下孝蔵さんの名曲はそれだけではありません。
踊り子、少女、ゆうこ、夢の続き、陽だまり、春雨、などなど、心に残る曲がたくさんあります。
作詞、作曲、ギター、そして歌唱力と、どれをとっても才能のある人だなぁ、と思っていたのですが、1999年、脳内出血で倒れ46歳という若さで帰らぬ人となってしまいました。
我が家の押し入れから出てきたCD「同窓会」は、1998年に発売した氏、最後のシングル曲です。今からおよそ10年前ですね。
“大人になってから、学生時代みんなで泣いた事や、先生から「人に勝つより自分に勝て」と言われたことを回想する”といった内容の歌なんですが、10年前、何気なく聞いていた時と比べ、いま聞くと「ははあ、なるほどなぁ」と思わせるモノですね。
久しぶりに、村下孝蔵さんのアルバムを聞き返してみました。
名曲は新しいとか古いとかって関係ないんだなぁと、あらためて新鮮な感動。
最近涙もろくなったというか、なんというか、良い歌を聴くと泣けてくるんですよね。
年をとったのかな?
いや『大人になった』んでしょうなぁ。
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