最近ニュースや新聞で、よく「VISTA」という言葉を見かけます。
片仮名で書くともちろん「ビスタ」。
まぁ何といいますか、ワタシはパソコンやさんですので、毎日数えられないくらい「ビスタ」という言葉を口にします。
しかし、最近よく見かけるこのVISTAは、WindowsのVistaではありません。
もちろんネッツに統合したトヨタビスタのことでもありません。
高度成長を続け、今後も成長が見込まれる国。投資対象として魅力的な国。そんな国をピックアップしてみると、
ベトナム(V)
インドネシア(I)
南アフリカ共和国(S)
トルコ(T)
アルゼンチン(A)
となるそうです。
そう、もうおわかりですね。
VISTAとは、そんな各国の頭文字をピックアップして造られた造語なのです。
ちょっと前にはそういった注目国はブラジル、ロシア、インド、中国を指しました。これらもまた、頭文字を取ってブリックス(BRICs)と呼ばれていました。
詳しいことは存じ上げませんが、今回も同じような感じで作られた言葉なのでしょう。
ワタシは趣味がドライブなので、時間があるときは地図を眺めているのが好きなんですね。でもあくまでもドライブに行く範囲のみの話しなので、ほとんどの場合我が家から日帰りで行って帰ってこられる距離、往復500キロ程度の範囲しか見ません。
ベトナムとかアルゼンチンが、といわれても、往復で500キロ以上ある場所はワタシにとってすべて「遠く」。経済の発展が著しいと言われても、何となく対岸の火事のようなイメージです。
ま、きっと実際には私たちが毎日生活していく中で利用している小さなモノが、それぞれの国に密接に関係している、という世の中なのでしょう。
それはそれで良いんですけど、VISTAっていう名前で呼ばれてしまうのはちょっと勘弁なんですよね。
テレビやラジオで「いま注目されるのはやはりビスタですよね」なんていうコメントが聞かれると、「なに?、ビスタがなんだって?」と反応してしまうんです。
職業病ですね、これ。
パソコンやさんの職業病としては、結構色々とあるんですよ。
家電量販店に行って冷蔵庫なんか見てると、近くでパソコンの説明をしている店員の“説明の仕方”にダメ出ししたくなったり。
なんとかテレビショッピングみたいな通販番組を見ていて、「安いっ!」って言われても、え?、この値段で安い?、などと冷めた目で見てしまうので楽しめなかったり。
他人のパソコンを見ると無性にごみ箱を空にしたくなったり。
なにはともあれ、VISTAっていう言葉が風化しないかぎり、日夜「ドキッ」という瞬間がたくさんあるのは否めないのであります。
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