インターネットを見ていたら、こんなニュースが。
今やどんなお仕事にもコンピュータが欠かせない時代となってまいりました。
そしてそれは市町村も同じ事。
各地方自治体には、今や1人1台のパソコンというのが当たり前になりつつあります。
我が社よりも豪華だ・・・いや、それはさておき。
「仕事でパソコンを使う」と言えば、ワープロや表計算ソフト、という方が多いですよね、やっぱり。
そしてワープロソフトや表計算ソフトと言えば、マイクロソフトの「ワード」や「エクセル」が圧倒的なシェアを誇っています。
“表計算”という言葉を知らない人でも、“エクセル”なら聞いたことがある。
そんな言葉も聞かれる時代です。
ワープロはまだワードだけではなく、一太郎も頑張っています。
しかし表計算ではエクセルがほぼ独占状態。
寡占状態って言えば良いんですかね。
今回のニュースは福島県の会津若松市が、そんなワードやエクセル一色のオフィスソフトをやめ、パソコンの新規導入時に“OpenOffice.org”というソフトを導入したが、いかがなモノか、というお話し。
OpenOffice.org、略して“OOo”とも表記するコレ。
ワードっぽいワープロやエクセルっぽい表計算ソフトなど、複数のソフトの総称であります。
ワートやエクセルを全部あわせて「Microsoft Office」と呼ぶのと一緒です。
今回会津若松市では、ワードやエクセルを採用するのをやめ、その代わりにOpenOffice.orgを採用した訳なのです。
なぜポピュラーなワードやエクセルではなく、OpenOffice.orgなのか。
答えは簡単。
ワードやエクセルのセットはおおよそ20000円します。
OpenOffice.orgは無料なのです。
ホントに無料なのです。
別に変な引っかけがあるわけではなく、単純に無料なのです。
商売を営む人には信じられないかも知れませんが、パソコンの世界にはこういった無料で配布されてる優秀なソフトが沢山あります。
それらはフリーソフトウェアとか、オープンソフトウェアなどと呼ばれており、基本的にすべて無料で配られているのです。
誰が、何で無料でソフト開発をしてくれるのか???と、疑問に思う人もいるかも知れませんが、コレは商売ではなく、名誉なのですね。
趣味です、と言っても良いかもしれません。
ちょっと違うかも知れませんが・・・考え方としては、ボランティアで街の掃除をしてくれる方と近い・・・かも知れません。
別に給料は出ません。
でもみんなから感謝されます。
会津若松市としては、そんなOpenOffice.orgを導入したは良いが、ワードやエクセルでは無くで本当に良かったのか??
今回の記事の趣旨はその当たりのようです。
みんななぜパソコンを買うとワードやエクセルを使うのか?
それは「みんなも使っているから」に他なりません。
世界中みんなが、せーので一斉にワードやエクセルからOpenOffice.orgに乗り換えたら・・・
それはそれで面白いかも知れません。
ま、基本的にサポートも保証もありませんので、ワードやエクセルの牙城が崩れることはないと思いますが・・・
面白いことを始めたな、と。
ワタシは会津若松市の英断に敬意を表します。
あ、ワードやエクセルが入っているパソコンに下手にOpenOffice.orgを導入すると、関連づけが変更されたりと色々と変更されますので、試されたい方は自己責任で・・・。
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