工程表のステップ1は大体達成しました、ですって。
東京電力による、福島第一原発の話。
この工程表って言うのは、あくまでも「福島第一原発」の話が大半であって、そこに住んでいた住人の皆さんの事ではありません。
ですから、ワタシはこの工程表に準じた作業ペースに一喜一憂するのは、あまり賛成ではありません。
しかし、福島第一原発から発する放射線量がかなり減ったので、そろそろ「いつ頃家に帰れるか」を検討するとか、しないとか。
「今の放射線量は、事故当時の200万分の1になりました」ですって。
200万分の1!?
この数字に、ビックリです。
「こういう言い方があるんだな」という事に、ビックリなのです。
確かに「最盛期の200万分の1になりましたよ」と言われれば、「減ったのかな?」と思いがちですが、実際には既にほとんどが空気中に出ちゃったので、今、出ている分は少ない、と言う意味です。
少ないとは言っても・・・
推定放出量は、毎時10億ベクレルです。
200万分の1になった数字が、1時間に10億ベクレルもの放出、と言う事です。
・・・最初は10億の、200万倍も飛んでたって事???
そうなんでしょうね。
その時とんだモノが、今の「藁騒ぎ」や「牛肉騒動」に通じるわけで。
うーむ。
「今でも毎時10億ベクレルずつ放出している」聞くと、とんでもなく恐ろしい数字ですが。
「放出量は200万分の1になりました」と言われれば、ちょっとマシになったように聞こえる。
いやいや。
ちゃんと地に足付けて考えましょう。
早く呑気に「あの頃は大変だったね」なんて、言い合いたいモンですね。
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