4月9日、マイクロソフトからの発表が、テレビ、ラジオ、新聞で一斉に報道されました。
来年、2014年4月9日をもって、WindowsXPのサポートが終了する、というモノです。
Windows8や、Windows7に移行しておくれ、と。
まぁ、ずっとずっと前から、言っていたんですけどね、コレ。
今になって「なんでサポートをやめるんだ!」という声が、ワタシの耳にも届くのですが・・・
WindowsXPの発売は2001年ですからね。
13年間も無料でメンテナンスとアップデートを供給し続けたと言うだけで、感謝と言えば、感謝なんですよね。
あ、そうそう。
「何がお終いになるんですか?」とか、「XPは使えなくなるのですか?」というお問い合わせが、ワタシの元にも沢山来ています。
まず間違ってはいけないのは、2014年の4月9日でWindowsXPが動かなくなるわけではない、という事です。
Windowsって言うシステムも、所詮は人間が考えて、人間が作ったモノですから。
そりゃ、中にはプログラムのミスがあったり、たまたま不具合がある場合も、あるわけです。
もし、そういうミスを見つけたのがワタシだったら、マイクロソフトに「ココにミスがあるよ」と教えてあげるんですけど、悪い人が見つけてしまうと・・・
「Windowsのこの部分にミスがあるぞ。このスキを突けば他人のコンピュータに侵入できる。よし、このミスの隙間から侵入して他人のパソコンを乗っ取るウイルスを作ろう」と考える人がいるわけですね。
ですから、マイクロソフトはWindowsシステムの不具合が見つかると、すぐに修復プログラムを作成し、皆さんにWindowsアップデートという形で配布します。
普通にパソコンを使っていると、画面の右下に「更新の準備が出来ました」って出る事、ありませんか。
普通に終了した時に、「電源を切らないで下さい。更新中」といった文字が出る事、ありませんか。
アレが、Windowsアップデートです。
2014年4月9日を持って、WindowsXPに不具合が見つかっても、その不具合を修正するプログラムを作成したり、Windowsアップデートとして配布することをやめます・・・
というのが、今回の発表です。
ですから、4月9日を過ぎても、別に普通に使い続ける事が出来ます。
ただし、何か不具合があっても修復されないわけですから、危険度は増すわけですね。
セキュリティが甘くなったら、ずっと甘いまま、という事になります。
だから、WindowsXPから新機種に乗り換えましょう、と。
必死にそんな話になっているわけです。
ただ、ですね。
「オレはインターネットも使わないし、WindowsXPで何にも困っていないからこのまま使い続ける」という人もいるわけですね。
「WindowsXPのセキュリティが甘くなったとしても、ウチのはちゃんとウイルス対策ソフトを使っているから安心だ」という人もいます。
それはそれで間違いではないのですが、正解ではありません。
おそらく起こりえる、ホントに困る話というのは・・・
「その他のソフトの対応」だと思います。
例えば、ウイルス対策ソフトをちゃんと使っていたとしても、マイクロソフトがサポートを打ち切ると言ったWindowsXPを、その他のソフト会社が「ウチがサポートします」というとは思えません。
「我が社のソフトの新バージョンは、WindowsXPには対応しません」といってくるでしょう。
今、パソコンのソフトって言うのは、ほとんどがWindowsXP以降に対応とうたっています。
Windows98では、動かないわけですね。
コレが近々、WindowsXPも非対応、と。
そうなってくると思います。
現にインターネットエクスプローラは最新版が10なのに、XPは8までしか対応しません。
FireFoxやChormeが、いつまでもXPで動くとは、思えません。
AdobeReaderやFLASHがちゃんとWindowsXPをサポートし続けてくれるのかというと・・・わかりません。
ま、そんなわけで。
我が社も、我が家も、まだまだXPは現役なのですが・・・
そろそろホンキで乗り換えを考える時期に来ているのかも知れません。
詳しくはこちらをどうぞ。
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