先日のニュースで。
大雪で道路が寸断され、長時間にわたって停電した村があったそうです。
その村では多くの家々が光ファイバーとIP電話を導入していたようで、なかなか先駆的だったようなのですが・・・
停電すると、光ファイバーを受けるONUは停止してしまいます。
当然、IP電話端末も、動きません。
つまり孤立した集落で停電になってしまうと、外部と連絡が取れなくなってしまうのです。
ここでは、お亡くなりになられた方もいたそうです。
もちろんIP電話ではなく普通の加入電話を引いていれば助かったのかと言えば、そうとも言い切れないと思いますが、少なくても停電時にはまったく使えなくなる電話って言うもの自体が、ちょっと問題ではないかと思います。
昔、ISDN時代にも同じような事があって、やっぱり停電してターミナルアダプタの電源が切れてしまうと、電話が使えなくなってしまいました。
しかし、ISDNのターミナルアダプタは乾電池を入れておけば、しばらくそのまま利用できたのです。
今の光ファイバー、ONU、IP電話端末は、乾電池の電力では動作しないのでしょうか。
無停電電源装置をつければ良いのはわかっていますが、すべての家庭にそれを装備するっていうのは、あまり現実的ではありませんし。
むしろみんながケータイ電話になってしまった方が良いのかも知れませんね。
基地局に発電機を装備しておき、ここのケータイは充電してあれば、有事の際にも電話やメールは使えますし。
けど、IP電話には通話料が安価で住むというメリットがありますし。
難しい所です。